横浜DeNAベイスターズ分析ブログ

簡潔にベイスターズを分析するブログです。Twitterで主に発信してますが、こちらのブログにも随時投稿していきます。

横浜DeNAベイスターズ開幕メンバーの予想(2022年)

いよいよ、3月25日のシーズン開幕まで10日を切っています。
今年も特例により1軍での登録人数は31人(通常は29人、出場可能は25人)となっており、開幕メンバーの見込みの予想が立ったので以下に記載します。


<投手:11人>
東 三浦銀二 (ローテ争いで落ちた投手)
E.エスコバー 砂田 入江 田中健 三上 伊勢
山崎 三嶋


<野手:20人>
戸柱 伊藤光 山本 嶺井 
N.ソト 知野 伊藤裕  

宮崎 倉本
柴田 大和
桑原 T.オースティン 佐野 大田 神里 楠本 梶原 細川


ローテ確定:東 大貫 F.ロメロ 石田
ローテ争い(2枠):濱口 坂本 上茶谷


(補足)
開幕時は野手多めでスタートするため、6人ローテだとした場合、先発初登板日に合計5人昇格すると想定されます。その時の降格候補としては投手2人、キャッチャー1人、内野手1人、外野手1人になると思われます。因みに、あくまでもシーズン序盤に限っての予想です。

梶原選手に代わって関根選手が昇格するので、そこの予想は外れそうです。


参考までに開幕スタメン予想は以下です。今永投手の怪我は想定外でしたが、大体当たりそうです。↓
開幕スタメン予想(2022年) - 横浜DeNAベイスターズ分析ブログ


<今後の展望>
ハマスタ入場時の当日の陰性証明についてですが、21日には神奈川県内のまん延防止の解除されるため、観客はフルキャパで陰性証明も不要になります。


チームで言うと、最近ベイスターズに幾つか動きがありました。
まず、新外国人選手のB.クリスキー投手と育成契約のH.マルセリーノ投手が無事に入国しました。木塚コーチ曰く、クリスキー投手は体は出来上がっているらしく2軍調整を経て1軍昇格を目指す形になりそうです。
また、キャプテンの佐野選手が3月15日に復帰しており本人曰く状態は50%ながらも開幕までには間に合いそうです。開幕カードの相手は広島カープですが、大瀬良投手は決定しており2戦目は森下投手になりそうです。対するベイスターズは開幕投手が東投手、2戦目には大貫投手が登板するものと見られます。
3戦目の先発については両チームともに、まだ分からない状況です。ただ、広島カープ側で九里投手の登板はおそらくないと見られます。ベイスターズは現時点では上茶谷投手になる可能性が高いと見ています。


左前腕部の炎症でリハビリとなっている今永投手は2軍の練習施設でキャッチボールは始めているようですが、患部の白い部分が消えるまでは医師の指示に従うとの事でまだ実戦マウンドにも上がれていません。よって、4月のヤクルト戦での復帰はかなり難しい状況になっていると考えます。5月過ぎの復帰になるかもしれませんが、先発の枚数は揃っているので焦る必要はありません。
一方、肉離れでリハビリとなっている森選手ですが、DOCKで元気な姿は見せていますがまだ練習できる状態ではないのでしばらくは安静するものと見られます。当初の復帰予想では早くて5月、遅くて7月です。
最後に今年10年ぶりにベイスターズに復帰した藤田選手ですが、春季キャンプ初日で左ふくらはぎの張りで2日目からは別メニューとなり現在は2軍で調整中です。ただ、3月15日の教育リーグではシートノックに付くなど打撃練習も行っており、2軍での実戦復帰も近そうです。
オープン戦はあくまでも調整の場なので順位はアテにならないですが、試合内容は昨年よりも良くなっていると考えています。取り敢えず優勝を目指すのであれば、まず4月は5割キープを目指すことになると思います。

開幕投手が東克樹投手に決定!

2022年の開幕投手が東克樹投手に決定しました。
東投手はプロ入り5年目の26歳で初の開幕投手となります。
これで左投手の開幕投手は2017年の石田健大投手から6年連続で続くことになりそうです。

オープン戦の結果や内容だけを見るのであれば、大貫投手が一番抜けているように見えましたが、三浦監督は「(宜野湾キャンプの)ブルペンのボールを見ても安定していた。総合的な判断をして問題ないということで任せることにした」ということのようです。
また、「1球1球丁寧にブルペンで調整していた」投球練習を重視して選考したことを明かしました。
三浦監督は現役時代、7度の開幕投手を務めましたが開幕投手では7連敗で今でもプロ野球記録です。昨年の濱口投手の抜擢と言い、開幕投手について何か独自に選ぶ基準があるのかもしれません。
ただ、4日の必勝祈願時に開幕投手について言及された際に「今永(昇太)がケガをしてしまったため、まだ決まっていません。候補は5、6人います。来週くらいには決めたい」とのことだったので、怪我がなければ今永投手だったのだと想像されます。(おそらく昨年も同様)

東投手は今年練習試合を含めてもまだ2試合の登板に留まっており、トミー・ジョン手術による影響で中10日での起用もあるかもしれないと思っていたので、筆者としては正直予想外でした。懸念点としては、昨シーズンは復帰後も最低中10日以上は空けて先発登板していたので、先発ローテーションをきちんと回ることができるかが注目です。
ただ、ルーキーイヤーとなった2018年はチームトップの11勝を挙げ、新人王も獲得し実質チームのエースのような活躍でした。さらに言うと、コントロールについてはチームNo.1だと思います。


補足ですが、2020年に東投手がトミージョン手術を受ける際、ラミレス元監督曰く「トミージョン手術をしたら2年後に155キロ出るかもしれない」と言う話がありましたね・・・。


最後に、恐らく11日の楽天とのオープン戦ともう1試合投げると思われるので、ここから開幕に合わせてその2試合で調整していくことになると思います。

B.クリスキー投手の来日について

これまでも本ブログにおいて新外国人選手の入国について多く触れてきましたが、今月7日に横浜DeNAベイスターズの新外国人選手のブルックス・クリスキー投手の来日が遅れることが確実となったようです。

ただ、ベイスターズのリリーフ陣は幸いそこまで薄い訳ではないため致命的な影響は避けられます。


それでもファンから聞こえる声としては、「他球団の外国人選手は来日できているのになぜDeNAだけ遅れているのか」と言った球団側についての批判の声が何件か見られますが・・・


しかし今回の件については、球団側には全く落ち度はないと今の時点でハッキリと断言したいと思います。


何故そう思うのか?
それは、新外国人選手で来日できていないのはクリスキー投手だけに留まらないからです。


読売ジャイアンツは4名のうち3名が来日目途が既に立っていますが、マット・アンドリース投手の一名だけが「ビザ認可待ち」になっています。他にも多くの外国人選手で入国目途が立っていない選手が居ます。
つまり、昨年とは違いDeNA球団以外でも来日に向けて遅れが出る例が生じてきているのです。


では一体今何が起きているのか?上記の記事の中で遅れている理由に
「日米両国間の手続きの関係で来日が今月中旬以降となる見込み。」
とあります。


今回は新規入国なので、既存の外国人選手とは異なり、一から申請する必要があります。
手順としては主に以下の図が一番わかりやすいです。

参考リンク:外務省: 就労・長期滞在査証(ビザ)手続きチャート


ビザについては過去記事においても散々触れているのでここでは割愛します。一言で言うと、これがないと外国人は日本では働けないというものです。


上記の図で言う、日本国内の招へい人とは球団のことです。


査証(ビザ)申請については昨年の11月30日午前0時から停止していました。
そして、3月1日から新規入国による査証(ビザ)の申請が再開されています。
多くの球団は12月以降に契約を結んでいるパターンだと思われるのでここで大きな差がつくことはまずないと考えています。


国際的な人の往来再開による新規入国のための査証(ビザ)の申請|外務省


球団関係者がまず出来ることとしては、「在留資格認定証明書」を発行して本人に送付することです。こちらについてはどの球団も早いうちに済ませているはずです。


そして、ビザ取得までに必要な日数。実はここで大きな差が出てきます。
発行する国や対応する領事館によってバラツキがあり早いところでは2~3日、時間がかかるところでは約1ヵ月が目安となりますので、余裕を持って2~3ヵ月前には申請を済ませておくというのが従来の考え方です。同じアメリカ国内でも州ごとにバラツキが出てくるというのも十分考えられる話です。


ビザ取得までの必要日数|外務省


クリスキー投手はアメリカのアリゾナ州出身であり、州内にある在外公館で査証発給のための手続きを行っていると思います。恐らく今の段階だと上記のフロー中の「日本大使館/総領事館にて審査する」に当たると思います。
また、読売ジャイアンツのマット・アンドリース投手もカリフォルニア州出身であり、アメリカ西海岸です。アメリカ西海岸のアリゾナ州やカリフォルニア州の出身選手は3/8の時点で、まだ来日報道はありません。
よって、アメリカ西海岸の多くのケースでは査証発給に向けて日本大使館/総領事館間で慎重な疑義が行われている可能性が高いと筆者は考えています。余裕を持って2~3ヵ月前には申請を済ませておくというのが従来の考え方だったこともあり、1カ月掛かってしまう事は寧ろ当然な流れなのかもしれません。


では、クリスキー投手はいつ来日するのか?
記事の中で、B.クリスキー投手の来日は3月中旬以降と記載されていますが、最も長引いたとしても査証発給以外で支障がなければ4月上旬には来日できるのではないかと筆者は考えています。恐らく二軍での調整なども含めると一軍での登板は5月以降と言うことになるのではないでしょうか?
何にしても、入国手続きをする上において球団側に落ち度が全くないことは本記事において十分な説明になっていると思います。
寧ろ、在留資格を残しているM.ピープルズ投手を今シーズンも残留させたことに賞賛を送るべきではないでしょうか?


そして、多くのファンが忘れているかもしれませんが、新外国人選手では育成選手のハンセル・マルセリーノ投手が居ます。彼はドミニカ共和国の出身ですが、他球団でドミニカ共和国出身で入国している選手が居るため、手続きをしっかり踏んでいれば入国するのは時間の問題だと思います。恐らく、B.クリスキー投手よりも早い来日になると思います。