横浜DeNAベイスターズ分析ブログ

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横浜DeNAベイスターズ 春季キャンプ第6(最終)クールまとめ(2022年)

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプの最終クール(2/25〜2/27)がついに終了しました。
三浦監督は春季キャンプについて「MVPはスタッフの皆さん。今年もコロナがある中で感染予防をしながら、1カ月間キャンプができた。非常に感謝している」と総括しています。


目次


2月25日(金) キャンプ20日目 実質のキャンプ打ち上げ

・この日が宜野湾において実質の打ち上げとなりました。キャプテン佐野選手は2軍で現在リハビリのため、代わりに手締めを行ったのは2年目の牧選手でした。

2月26日(土) キャンプ21日目 OP戦初戦(vs日ハム)

・この日は日本ハムのキャンプ地である名護において、オープン戦が行われました。日本ハムは新庄監督はベンチに入らず上沢投手が采配を執る形になりました。


試合は5-0で勝利となりました。


2022年2月26日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ - プロ野球 - スポーツナビ


<気になった点>
・ソト選手の逆方向への2打席連続のホームランがこの試合最も印象に残る試合となりました。
・三浦銀二投手の最速は149km/h、徳山投手は153km/hを計測。※タピックスタジアム名護のスピードガンの精度については一部懐疑的な意見もある
・森選手が3安打の猛打賞!
・細川選手のセンター守備が怪しい..
・石田投手は順調な仕上がりであり、開幕ローテも見えてきている。


<補足>
新庄監督が試合前のメンバー表交換で顔を見せないことに一部ファンの間で批判がありましたが、岩本勉氏と前日本ハムの鶴岡慎也氏がPCR検査で陽性となり、接触していた新庄監督は万が一のために回避したとの事です。翌日以降は現場に復帰しています。


・4年目の上茶谷投手が佐々木主浩氏にフォークボールのコツを教わったそうです。
⇒プロ入り後のストレートの最速は149km/hとなっておりますが、近年は対外試合含め145km/hほどの計測となっております。昨年の終盤にはサイドスローで投げることもあるなど、早く自分自身の形が見つけられるかが重要となりそうです。

2月27日(日) キャンプ22日目 森選手が・・・

・衝撃だったのは6回表の攻撃の時、森選手が楠本選手のライトツーベースのあたりで三塁ベースを回ろうとしたときに転倒してしまいそのままベンチに下がりました。


試合は1-1の引き分けとなりました。


2022年2月27日 読売ジャイアンツvs.横浜DeNAベイスターズ 試合出場成績 - プロ野球 - スポーツナビ


<気になった点>
・無死満塁からロメロ投手が中田選手を犠牲フライで抑えたのはたまたまだと思いますが、それでもその後はよく踏ん張ったと思います。
・見えないエラーも含めてですが、守備に多くの落球が見られ不安が残る試合となりました。(ショート森選手、ファースト知野選手のエラー、アウトにはしましたがセカンド牧選手の落球など)
沖縄セルラースタジアム那覇のグラウンドに慣れていないことも多少考慮しなければいけないかもしれませんが・・。
DeNAの攻撃側において、盗塁死、走塁死が非常に目立つ試合になりました。昨年から盗塁について果敢にトライする姿勢は見せていますが、昨年のオープン戦と同様のミスが続いているため、厳しい印象を受けました。その中でも大和選手は見事に盗塁が成功していました。盗塁している球種はストレートで
・キャッチャーの山本選手が積極的に打者のインコースを使っている印象を受けました。
・入江投手が復帰後ですが、自己最速の153km/hを計測しており今後の起用法も含めて注目です。
・大貫投手の仕上がりが順調であり、開幕投手もあるかもしれません。
・大田選手の長年の課題とも言える外角スライダーのボール球をこの試合でも手を出してしまい空振りしていました。追い込まれる前のボールをいかに仕留められるか、そして追い込まれた後にバッティングを変える工夫が今後求められるかもしれません。
・大田選手のアピールが止まっているうちに、同じスラッガータイプの細川選手が少ないチャンスでアピールできるか注目です。細川選手のスイング自体は悪くないと思います。

その他のニュース

・キャプテンの佐野選手が開幕までに間に合う可能性
⇒脇腹の肉離れの怪我は再発することもあるので、本格的な競技再開の判断は万全を喫して行われるものと思われます。

・開幕カードの広島カープの開幕投手は大瀬良投手
⇒十分予想していましたが、4年連続の開幕投手との事です。2020年の開幕戦では今永投手と投げ合って9回1失点の完投で勝ち投手となっています。

・3月1日より小園投手、ピープルズ投手、益子選手がファームに合流
⇒ピープルズ投手は練習試合後の張りがあったこともあり、ファーム調整になったかもしれません。

・東北楽天球団のチーム事情のため、3/8(火)のファームの試合が1試合中止に...
⇒正式な発表はありませんが、ワクチン接種(3回目)の影響かもしれません。

・神奈川県のまん延防止等重点措置が延長か
前記事においてハマスタ入場時における陰性証明について取り上げましたが、神奈川県についても延長になる可能性があるということです。神奈川県はワクチンの2回目の接種がそもそも遅れていたこともあり、3回目のワクチン接種率は全国でも低水準です。延長幅は2~3週間とする案が出ているとのことですが、仮に3週間延長となると開幕時まで延長されることになるので、陰性証明についての問題が現実的になってきそうです。これは、あくまでも筆者の私見ですが、まん延防止等重点措置を実施することによる感染削減効果の明確化、今後の実施是非についても問われる時かもしれません。


不安な点

・森選手の左足首の状態
⇒2/27の試合でベンチに引き下がるときは肩を担がれる状態であったため心配されましたが、試合後は自身の荷物を背負ってバスに乗り込み、空港ではスーツ姿で革靴を履いた状態で歩行する姿が確認されています。歩行自体は多少ぎこちなさがありながらも殆どできており、左足首だとすると軽度の捻挫ではないかと推測されます。これは10日ほどで回復できるものであり開幕までには問題ないと筆者は見ています。
筆者も含めインパクトが大きかったシーンとなりましたが、逆に言うとそれほどまでに森選手の存在が既にチームにとって重要な要素であることが改めて再認識されたという形になりました。

・斎藤チーフ投手コーチの具合
⇒19日夜から検査入院となっており、Covid-19や重篤ではなく、近日中に退院予定との情報はありますが22日から続報がないので少し心配です。


・今永投手の左前腕の炎症の具合
⇒2/15日に病院で「左前腕の軽度の炎症」と診断された今永投手。18日からは嘉手納キャンプのリハビリ組に合流し、2/28のDOCKでランニングする姿が確認されていたようです。2週間ほど経ってはいますが、投球練習再開までにはまだ時間が掛かりそうであり一日でも早く炎症が収まることを願いたいところです。

今後の注目ポイント

・OP戦でどこまで勝てるか?
⇒近年、OP戦で苦しむとシーズンの順位も低迷するという傾向が明らかに見られています。内容も重要ですが、勝敗にも拘りたいところです。ここまで、1軍の練習試合とオープン戦で4勝1敗1分と好成績です。


・小園投手のファームでのデビュー登板がいつになるか?
⇒変化球をまだ投げていない現状を考えると順調にいけば4月中頃?


・新外国人選手の入国
⇒ビジネス入国が3月1日から緩和される予定です。DeNAベイスターズはB.クリスキー投手と育成契約のH.マルセリーノ投手がいつ頃入国できるか注目です。