横浜DeNAベイスターズ分析ブログ

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2021年においてのターニングポイントと振り返り

おはようございます。

本日は小晦日です。


昨日の記事にて2021年シーズンのベストゲーム、おまけでワーストゲームについて挙げましたが、本日は2021年シーズンのターニングポイントそしてこれからなり得る要素について振り返っておきます。


①外国人選手が入国出来ない
⇨今シーズンヤクルトスワローズとの1回戦目と3回戦目でE.エスコバー投手が居れば結果は変わっていたかもしれません。しかし、ソト選手の代わりを担った牧選手があそこまで活躍できていたかも分からない結果となりました。牧選手の今後の活躍次第でここが一つのターニングポイントになります。


②昨年に続き怪我人の続出
⇒主に2020年シーズンのローテーションを支えていた平良投手の離脱。二軍のファームでは捕手陣が外野を守るという非常事態も起こります。また、シーズンが進むごとに、クリーニング手術も多くなっていきました。クリーニング手術はネズミ除去ともよくいわれますが、選手のパフォーマンスが向上されれば来シーズン以降にプラスとなります。
また、忘れてはいけないのは高卒2年目の森選手の存在です。ケガ人が続出することでチャンスが巡ってきておりシーズン終盤に課題は残したものの、持ってるポテンシャルは誰もが認めるものがあり、来シーズン中のレギュラー奪取が期待されます。
怪我人が出ていなければ森選手はファームで過ごす期間が長くなっていたことは間違いないと思われ、1軍の左投手に対しての打率(16打数1安打の.063)、および守備の確実性についての課題が浮き彫りになることが遅れていたかもしれません。よって、森選手の今後の活躍次第でここもターニングポイントとなります。


・補足となりますが、2021年に手術したと報道された選手について以下にまとめております。(計11名、オフに戦力外通告を受けた選手も含む)


平良投手(トミー・ジョン手術)
入江投手(肘)
斎藤投手(肘)→戦力外→現役引退
飯塚投手(肘)→戦力外→現役引退
高田投手(肩)
阪口投手(肘)
嶺井捕手(肘)
伊藤光捕手(肩)
蝦名選手(右足関節)
関根選手(右肩)
平田投手(右肘)



③今永投手、伊藤光捕手の復帰
⇒5月に入ってから交流戦もありチームが上向き始めたのは今永投手そして伊藤光捕手の復帰が大きかったと言えます。伊藤光捕手復帰後は主に2番打者として打線のつなぎ役となり、交流戦での3位浮上に大きく貢献しました。チームは一時リーグ4位までに上がるまで回復しました。両者の復帰がなければ、ぶっちぎりの最下位もあったと思います。来シーズン年間通して活躍できれば上位の可能性は十分あると見ています。


④三浦監督の成長
⇒三浦監督の采配は試合数を重ねるごとに安定してきており、今シーズンは東京オリンピック期間もあったことで、三浦監督にとっても俯瞰の意識を養える期間となったのではないかと思われます。終わってみれば一軍監督としての学びの一年であり、今シーズンの悔しさを糧に来シーズン以降にどう繋げられるかがポイントです。数年以内にベイスターズが三浦監督の下で優勝することがあれば、この1年目の経験が大きなターニングポイントになると思われます。


<総評>
外国人選手が不在であった序盤の開幕時の不調が主に大きく響いてしまい最終的には最下位となりました。ペナントで優勝するために、序盤は最低限借金ゼロには持っていかないとやはり厳しくなってしまいます。特に日本一となった東京ヤクルトスワローズに6勝17敗2分と大きく負け越しておりシーズン最初の対戦カードで1回戦目と3回戦目において終盤に逆転され落としてしまった事が大きく響いてしまいました。また、読売ジャイアンツには7月4日の12回戦目にようやく白星をあげるなど大きく苦しめられました。
また、昨年まで苦手だった阪神タイガースには善戦はしたものの、セ・リーグでは5位の中日ドラゴンズのみの勝ち越しとなりました。
3・4月は6勝21敗4分と最悪のスタートでしたが、5月以降は48勝52敗12分と大きく持ち直しています。
交流戦では伊藤光捕手の活躍などもあり、負け越しは埼玉西武ライオンズのみとなりました。
①、②は今シーズンに限ってはマイナス要素となりますが、若手の抜擢による多くの一軍での経験や手術によってパフォーマンスが向上することで、長期的に見ればプラスに転じる可能性が残されています。
また、プロ野球はプロサッカー(Jリーグなど)のようにリーグの降格があるわけではないため、比較的来シーズンへの切り替えはしやすいと考えています。三浦監督は節々に来シーズンはやり返す旨のコメントを多く発信していますが、あとは選手がどこまでやれるかということにやはり尽きると思います。


PS.筆者の今シーズンの観戦成績は2勝1分となりました。因みに今シーズン、コーチ陣容が大きく変わったこともあり普段は殆ど行かない秋季練習にも足を運びました。

↑上記の写真は2022年から二軍内野守備走塁コーチから一軍内野守備走塁コーチに配置転換される田中浩康コーチによる走塁指導(11/17の朝10時ごろに横須賀スタジアム内にて撮影)


本日、筆者が今冬視聴した中でもオススメの動画などについて紹介する記事を投稿する予定です(勿論ベイスターズ関連となります)。