横浜DeNAベイスターズ分析ブログ

簡潔にベイスターズを分析するブログです。Twitterで主に発信してますが、こちらのブログにも随時投稿していきます。

DeNAベイスターズ 春季キャンプ第4クールまとめ(2021年)

振り返りが遅れましたが、春季キャンプ、第4クール(2/16〜2/18)が終了しました。
ここでは19日(金)の二軍の練習試合(日ハム戦)についても記載しております。(一軍は休養日)
大きなピックアップは17日のヤクルトスワローズ戦および18日の阪神タイガース戦です。
最初に第4クール終了時点においてのまとめとしては
・投手陣は非常に上々の仕上がりと感じました。
・野手陣においては走攻守において不安を覚えました。(18日の試合直後の感想)
と言うのが率直な感想です。
★部分は自身のコメントです。私見なのであくまでも参考程度でお願いします。


■2月16日(火) 第4クール1日目 
・一軍(宜野湾キャンプ)
通常練習が行われました。自身はリアタイ出来ませんでしたが、
球団公式Twitterである、以下のリンクで振り返り配信が観れます。


https://twitter.com/ydb_yokohama/status/1361478229534515203?s=21


また、球団公式のインスタグラムにおいても、練習模様について発信されております。


https://www.instagram.com/p/CLWMP8VhxNS/?igshid=42vl5g4um6y8


 ■2月17日(水) 第4クール2日目 
・一軍(宜野湾キャンプ) 
自身は試合までの中継を観ておりましたが、バックスクリーン上の旗が大きく揺れるなどかなりの強風の様に見えました。


<試合前シートノック>(敬称略)
捕 戸柱 山本 嶺井 伊藤光 
一 中井 
ニ 田中俊 伊藤裕
三 牧 倉本
遊 知野 柴田 
左 乙坂 神里 佐野 
中 関根 桑原
右 宮本 細川 


<練習試合> 
相手:東京ヤクルトスワローズ 
球場:ANA BALLPARK (浦添ヤクルトスワローズの春季キャンプ地)
先攻:De  後攻:YS


【DeNA】
スタメン
1(中)桑原
2(左)神里
3(右)細川
4(指)佐野
5(一)中井
6(二)伊藤裕
7(三)牧
8(捕)伊藤光
9(遊)知野
P=阪口(3回)-京山(3回)-国吉(1回)-笠井(1回)-平田(1回)


ブルペン待機:伊勢、平田、砂田、武藤、国吉、笠井
2軍から参加:笠井、知野、桑原、乙坂


試合結果
De 1-2 YS 敗戦


相手の投手【ヤ】:高橋、歳内、吉田喜、原、長谷川、星


↓スコア詳細については日刊スポーツさんからのリンクをお借りします。
https://t.co/PtZBnogwYf


試合の内容としては、
初回先頭バッターのまず、1軍に召集されて1番に抜擢された桑原選手が三塁線のツーベースを放ちました。「積極的に振れている時が良い状態」と本人は語っております。
また、先発の阪口投手は3回無失点と好投しました。
そして、通常の野球ルールではあり得ませんが、宮本秀明選手が3回代走で出場しました。キャンプでも特別練習では走塁練習をしている事から、その役割が期待されていると考えられます。この試合、盗塁死は3回中、全て失敗(中井選手、知野選手、宮本選手)


・2年目高卒の捕手である東妻選手が通常メニュー復帰間近という情報。


★コメント
前記事でも語っていますが、宮本秀明選手についてはルーキーイヤーである2018年はシーズン開幕カードで代走として出場し、この年4盗塁(盗塁死は1つ)を決めています。実際、走力だけ見るとチームの中でもかなり速いです。盗塁技術を極めることができれば、ジャイアンツの増田大輝選手や一昨年のソフトバンクの周東選手のような活躍が期待できます。ご覧になればわかる通り、NPBの常勝チームには代走のスペシャリストがいます。特に終盤の1点差を争うような場面では非常に重要な役割を担います。かつて、ジャイアンツに所属していた鈴木尚広氏が最たる例です。(本人も最初はその気ではなかったと語っておりますが)


■2月18日(木) 第4クール3日目 


<練習試合> 
相手:阪神タイガース
球場:アトムホームスタジアム宜野湾(宜野湾市立野球場)
先攻:T 後攻:De


【DeNA】
スタメン
1 (右) 関根
2 (二) 柴田
3 (中) 乙坂
4 (指) 佐野
5 (三) 倉本
6 (一) 田中俊
7 (遊) 森
8 (捕) 戸柱
9 (左) 宮本


P=大貫(3回)-平良(3回)-武藤(1回)-砂田(1回)-伊勢(1回)



ブルペン待機:伊勢、平田、砂田、武藤、国吉
出場予定なし:大和、宮﨑
2軍から参加:森、桑原、乙坂



試合結果
De 2-6 T  敗戦
相手の投手【神】:青柳、加治屋、谷川、小野、斎藤


★コメント
平良投手は3回無安打で圧巻でした。(自身は開幕投手に予想)
大貫投手も立ち上がりに乱れてしまい、阪神のドラ1ルーキーの佐藤輝明選手に適時二塁打を打たれ失点はしましたが、その後は凌ぎ予定通り投げ抜き順調です。 ※タイムリーに関しては打った方が上手いです
よって、先発ローテを担うべき投手陣に現在のところ問題は見られません


一方、中継ぎでは勝ちパターンでは無い、武藤投手と伊勢投手がそれぞれ失点しました。
現状、エスコバー投手の来日見込みが立たない事から、左の中継ぎが砂田投手だけでは難しいと見ています。よって、心情的には石田投手は先発に回したいですが、かなり難しい状況と見ています。二軍での左腕なども拝見しておりますが、候補は居ないのが現状です。
また、伊勢投手は打者を追い込んでもファールでかなり粘られています。正直、ストレートが走っていないので、変化球が効果的になっていないように見えました。
これから状態を上げてくる事を期待したいです。個人的には将来のクローザー候補の一人と見ています。
武藤投手については、昨年から体重がまた戻ったみたいです..。


一方野手では、7番・ショートのスタメンに抜擢された森選手がセンター前のヒットを放ちました。(阪神の青柳投手から)
佐野選手は体勢こそ崩されてはいましたが、打球が早く前進守備気味のセカンドの左横を抜ける先制の2点適時打を放ちました。
問題は初回に点を取ったその後の攻撃だと思います。2回裏の攻撃だけでも2つの盗塁死。(森選手、宮本選手)
因みに、相手の阪神のこちらもルーキーの大卒ドラ4捕手である榮枝 裕貴(さかえだ ゆうき)選手は強肩を売りにしている様です。(二塁送球1.8秒台) ※そこまで強肩と言う情報は、自身は残念ながら試合前まで知らなかったです。
4回裏にも倉本選手が盗塁死。5回裏に関根選手が盗塁成功
結果:4回中、1回のみの成功と前日の試合に続き厳しい結果です。


また、併殺やチャンスでの凡退が見られました。
しかし、一番頂けないシーンは7回表の守備でした。ツーアウト一塁の場面でバッターの佐藤輝明選手の打球をルーキーの牧選手が後逸してしまいます。その後、ライトの細川選手がもたついてる間(送球も悪送球)に一塁ランナーが生還し、逆転を許しました。これはシーズン中では絶対にやってはいけないプレーの一つでした。(そもそも武藤投手が抑えていればこのプレーは生まれていなかったかもしれませんでしたが。)


■2月19日(金)
・一軍は休養日
しかし、三浦監督は15日の休養日に続き、休日返上で二軍へ視察。これは、見ているぞと言う二軍の選手へのメッセージもあるのではと考えています。無理だけはして欲しく無いところですが、素晴らしい姿勢だと思います。


・二軍は日本ハムとの練習試合
結果はDe 6-2 F で勝利しました。 ※スコア詳細は割愛します。


自身はハイライトなどでしか確認できておりませんが、
知野選手にインコース気味の球を左中間方向に運ぶ本塁打が飛び出しました。
また、相手の失策が絡みましたが、一塁三塁時に一塁ランナーの楠本選手がスタートし、三塁ランナーの桑原選手がホームを突くなど機動力を使った場面が見られました。


■気になる点や新情報
・開幕カードの巨人戦の先発投手について
2/16に開幕カードの3/26.27.28(東京ドーム)の先発予想について読売ジャイアンツの原辰徳監督が藤川球児氏との特別対談において、開幕ローテについて言及しました。
初戦:菅野投手
2戦目:戸郷投手
3戦目:井納投手

が理想との事です。


★コメント
ジャイアンツの先発ローテの序列としては現状、井納投手よりもサンチェス投手の方が上です。
ベイスターズ側は開幕時は外国人不在になりそうなのは痛いですが、一方のジャイアンツ側も新外国人選手のJ.スモーク選手とE.テームズ選手(既存選手ではE.ウレーニャ選手)が来日出来ていないのはかなりの計算外です。


・17日、山口俊投手(MLBトロント・ブルージェイズ所属)正式に自由契約となりNPBも含めた交渉が可能に 
⇒2/19に米球界残留か?との報道が出ました。(マイナー契約であってもオファーを受け入れるとの事)
MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツとの契約となりそうです。これで、読売ジャイアンツの山口投手復帰のシナリオはなくなりました。(2/21時点)


・DeNA外国人選手の様子について ※まだ、球団側から来日についての情報や発表はありません


17日、ベイスターズ投手陣とエスコバー投手でとのテレビ電話のやり取りをしているのが公開されました。
また、T.オースティン選手が17日自身のインスタグラムを更新し、「Miss you Yokohama. I’ve been working extremely hard and can't wait to get back on the field.」と語りました。(インスタの投稿文、そのまま転記。)
日本語に直訳すると「横浜が恋しい、とても一生懸命努力をしていて、フィールドに戻るのが待ちきれないよ」と語りました。その後もストーリーなどにおいて随時トレーニングの様子を観る事ができます。(自身が観た感じだとウエイトトレーニングやフリーバッティングがメインの練習)


https://instagram.com/taustin2121?igshid=12hphfm7niipe


来日については、球団側はまだVISA申請(一般的に言うと、興行VISAと呼ばれるもの)をしていない可能性があるなど、情報は依然として錯綜しております。(詳細は前記事を参考)
どちらにしてもこの時期に来日できていないとなると、開幕には間に合わない可能性が高いです。その不安を覆すぐらいの活躍を既存の選手が魅せて欲しい所です。(20日、ロッテ戦の練習試合では意地を見せてくれました!)


・18日20:00〜 のインスタライブでは中井選手、伊藤光選手、田中俊太選手が出演しました。全員他球団から移籍してきた選手です。(最終回)


■最後に
一軍の練習試合は2戦共に敗北しましたが、三浦監督は前向きなコメントを残しております。よって現状心配は無いと思っています。次記事で20日(及び21日も含む可能性あり)の試合を振り返ります。