横浜DeNAベイスターズ分析ブログ

簡潔にベイスターズを分析するブログです。Twitterで主に発信してますが、こちらのブログにも随時投稿していきます。

横浜DeNAベイスターズの外国人選手について(今後の展望も少し)


前記事において、横浜DeNAベイスターズの選手が何故来日できていないかについて語りました。


本記事は以下の3つをトピックとして挙げます。
◆DeNAベイスターズに所属している外国人選手の在留資格期間について
◆外国人選手はいつ来日できるのか?
◆今シーズン序盤の展望について


■DeNAベイスターズに所属している外国人選手の在留資格期間について
3/9の茂木外務大臣のとある記者会見において、

茂木外務大臣会見(令和3年3月9日)
11:19~ から「プロ野球選手の外国人の再入国は認めている。」とあり、直接的に球団名は指していませんが、プロセスについて問題があると述べました。
前記事で述べた「在留資格についてはDeNA球団側が1年しか申請していない」ことについてはほぼ間違いなさそうです。


また、会見記録は以下のリンクとなります。

では、何故そのような事態に陥ってしまったのか。
考えられる要因を2つほど挙げます。 ※ソース元がない(=見つからなかった)のであくまでも参考程度でお願いします


・在留資格期間の方針が1年ごとになったきっかけ
前記事で述べた通り、興行ビザの在留資格期間は3年(複数年契約の場合は5年)となっております。ただ、審査の結果によっては1年からという場合もあります。
2014年シーズン途中から所属したキューバ出身のY.グリエル選手(現:アストロズ)の在留資格の申請をしたところ、1年しか認められなかった例が過去にあったため、球団の方針によりシーズン毎にその都度更新しているとの話がありました。(明確なソース元がないですが、過去のサンケイスポーツの記事および球団広報から口頭での説明があったとの事です。)


・手続きにあたっての雇用主との契約
言うまでもありませんが、プロ野球選手は個人事業主です。
球団は各選手ごとに契約を結びますが、その契約期間に入っていなかったことで手続きを進める上で障害となってしまった可能性が考えられます。
今回の場合ですとシーズンを終えて外国人選手が帰国する前に手続きをする必要がありました。しかし、更新手続きが契約上できなかった可能性もあります。


■外国人選手が日本に来日する時期
前記事でも触れていますが、「入国後は14日間の隔離期間」が必要です。3月21日で1都3県の緊急事態宣言は解除されます。しかし、日本政府は当面新規での外国人の入国は認めないとの方針を表明しております。



しかし、3月18日政府は特例入国について言及しました。プロ野球およびJリーグの新規入国する外国人が対象です。今回のケースでは、DeNAの既存の外国人選手についても他球団の新外国人選手と同じ扱いとしてこちらの特例で入国する必要があります。



その他、特例入国についての記事を以下にまとめます。(記事の並びは時系列順となっております)
政府、外国人選手入国「検討中」 新型コロナ:時事ドットコム


NPB&J外国人の特例入国 宣言解除後に政府検討 - プロ野球 : 日刊スポーツ


プロ野球助っ人、緊急事態宣言解除なら4月にも1軍出場 3月中来日→14日間隔離で(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース


当然開幕には間に合いませんが、合流から出場まで含めると早くても4月上旬頃になるのではないかと思われます。


■今シーズン序盤の展望について
最後に現状のチームの今後の展望について触れます。あくまでも画面越しで試合を見ての私見です。(現地には行けていません・・)
上記の通り、外国人選手が合流するまでにどれだけ現状のチームが踏ん張れるかが大きなポイントとなります。


打撃陣:全体的に長打不足が顕著ですが、主力選手(宮崎選手、佐野選手)はそこまで大きくは崩れていない印象です。(アクシデントは伊藤光選手)
また、オープン戦ではありますが、四球が多く粘り強さが昨年よりもあります。(結果的には点に結び付いていないのが現状ですが)
残念ながら、盗塁については現状は期待できそうにありません。よって、ヒットエンドランやバントを駆使する場面が多くなるとみられます。個人的には走塁に対する意識だけ変えるだけでも全然変わると思っています。


投手陣:近年では珍しく状態が良いのではと言うのが個人的な見解です。(特に先発陣)
開幕投手は濱口投手に決まりましたが、今永投手、東投手が居なくても充実しそうです。


(先発陣予想:濱口、平良、大貫、上茶谷、入江、京山) ※敬称略


総評すると、どれだけ打撃陣が勝ちを付けられるかです。


※対戦相手は全てパ・リーグ球団であるため、その点も僅かではありますが考慮する必要があります。